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製薬会社の株を買った話

 前回書いた2015年に買った銘柄と同時期に買った銘柄の一つが製薬会社でした。

その後も複数の製薬会社株を買っているので、製薬会社関連でまとめてみることにしました。

結果が天国と地獄なので自分でも笑ってしまいます😅


☑ 4568 第一三共

 2015/04/14 1933円 100株 取得

 2019/10/30 7068円 100株 売却

 損益 +513,500円

この銘柄を買った理由は明確に覚えています。

「がんの研究をしてほしかったから」

長生きすればほとんどの人が将来がんになると言われているので、親の老後には間に合わないかもしれないけど、自分の老後までには癌がかなり簡単に治る時代が来ていて欲しいなという気持ちでした。

ただやはり少ない元金で買える銘柄の中から選んでいて、選択肢は多くなかった中で行きつきました。

完全な投資の気持ちで投資して、株価も約3.5倍という無欲の勝利(?)をおさめました。

なぜこの時期に売却したのかという理由が、NISAの期限でロールオーバーのお知らせが来ていたんですよね。約70万円分の来年のNISA枠をこの1銘柄で使ってしまうか、売却してまた株価の安い他銘柄を買うかで悩んだ結果、直近の高値から押して、ちょっと上がったところくらいで売却した記憶があります。

けどこれ結果ロールオーバーしてたら2020年末頃には10,000円くらいの高値まで上がっていたんですよね。もし保有し続けていたらそこまで持てていたか、そこで売却できたかは今となってはわかりませんが。

その後に1株→3株に分割されてから値下がりしてましたけど、最近また上昇傾向みたいですね。

ちなみに同社製品では、ロキソニンS(解熱鎮痛薬)とクリアレックスWi(殺菌系の洗浄料)に、いつもお世話になっています。これは上位互換が出ない限り一生お世話になるのではないかと思っています。これからもよろしくお願いします。


☑ 4541 日医工

 2019/10/30 1261.8円 100株 取得

 2022/05/13 330円 100株 売却(夜間)

 損益 -93,180円

第一三共を売却して余力が出来たので、早速次なる製薬株に手を出しました。

これは購入の少し前に、富山在住の知人から、日医工が工場を沢山作ってるよ、と聞いていて、それなら投資したいな、って思っていたところだったのです。

後発医薬品(ジェネリック)が主なので、自分が期待するがん研究とはズレましたが、ジェネリックも需要が増えてきていたように思っていたので、頑張ってほしいなと。

ところが早々にコロナショックで暴落を食らいます。その後の急回復期で利が乗っていたので一旦手放せば良かったんだな、と今となっては後悔しかないですね。

大体買値付近で推移していたのですが、製造工程での不正等が発覚して段階的に暴落していきます。

それでも持ち続けていたのは、頑張って立ち直ってくれるんじゃないかという期待と、NISA枠での保有だったので、NISAの期限が切れるまでとりあえず持っておくかという思考でした。

しばらく決算発表はハラハラしながら見守っていたのですが、結局2022年の5月、決算発表直前で、事業再生ADRを検討しているニュースが流れて株価は連日寄らずストップ安で大暴落し、その暴落の途中でPTS(夜間の時間外取引)を利用して売却したのでした。

事業再生ADRってなんなのかわからないなりに、とりあえずやばいんだなという認識しかなかったです。最悪の場合、株が紙切れになるとか破産するのではとか、そんな情報も取り入れ、自身もパニック売りに追従する形に。いまだに何なのか、どうなるのかよくわかっていません。

その後100円台で寄り付き、一時400円台まで回復するも、現在は300円台で推移しています。事業が続けられるなら、底値まで行った株価はあとは上がるだけですよね。底値で買える知識と精神力があればよかったのに。ただ、どこが底かわからない恐怖がすごかった。

狼狽売りしなければもう少しだけ助かったのかとタラレバばかり考えてしまうのですが、やはり私には無理でしたね。あの状況の底値で買える人は本当にすごいな…と思いながら眺めているだけでした。

同時期にジェネリック医薬品の会社が次々と不正で業務停止措置等とられて、薬不足に陥っているというニュースも少し前から目にしていましたし、需要があるなら立ち直りも早いのではないかと期待していたのですが、予想以上に厳しい状況だったのですね。私の素人目線での目測は往々にして甘いことが多いです。

同社製品では、擦過傷の大けがをした時に処方されたヒルドイド(ヘパリン類似物質)には大変お世話になりました。

株は手放してしまいましたが、頑張って立ち直って欲しいです。


☑ 4528 小野薬品

 2019/12/24 2492円 100株 取得

さて、こちらもがん研究を頑張ってほしいという観点から選んだ製薬会社株です。

いくつかある2019年末取得銘柄のうちの一つなのですが、本当に取得時期が悪かったですね。

こちらもコロナショックの暴落をくらい、しかしコロナショック時はあきらめの境地だったのかただ何もすることなく見守りました。その後すぐに急回復で3400円ほどまで上がったのですが、やはりこの時一旦手放したら良かったのになとタラレバを考えてしまいます。

その後じわじわ値下がりし、結局買値付近の推移になっていきました。

またその後2021年11月に自社株買いが発表され、じわじわと値を上げていき、ついにコロナ直後の急回復時の高値も越えてきました。2022年7月現在の高値は3900円台です。

いい加減株価も上がってきたし、前回の教訓もあるし、高値のうちに手放そうかどうしようかとここしばらくは悩んでいるのですが、業績がどうも好調に推移しており、4500~5000円くらいまで上がるかもしれないと目測しつつ、自分の目測が甘い事もわかっているので市場の流れに身を任せつつ、しばらく見守り態勢で保有を続けていこうかと思っています。

配当利回りは高くはないのですが、少しずつ増配もされてきていますので、そのうち買値に対する利回りも高利回りになってくれるといいなと思っています。

この6年くらいは配当性向も33~46%ほどで推移しているようで、安定感が見えますね😊


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